留学経験談
記事を書き始める前に、まず私のことについて少しお話ししたいと思います。 人生初海外で1年間、カナダでワーキングホリデーをするという中々無謀なスケジュールで私の海外への挑戦が始まりました。 もちろん最初は、受験英語レベルな上、英会話スクールにも通わずなんとかなるだろうという軽いノリだけで旅立ちました。 しかし、カナダに到着した途端に、『何一つとして聞き取れない』という現実を突きつけられました。 不安を抱えて、なんとかホームステイ先にたどり着いたものの、ホストファミリーの言っていることも一言もわからないまま愛想笑いでやり過ごしたことを今でも覚えています。 その時は、英語を話すというイメージが全く掴めませんでした。 人間はイメージを掴めないことを行うのは絶対に無理です!! それに気づいた私は英語を話すイメージを掴むための方法を色々と考た結果、一つの方法を見つけ出しました。 それは、実際に英語を話している人を見ることです。 単純かつ簡単なことですが、見つけ出すには時間がかかりました。 長い義務教育を受けているにも関わらず英語が話せないのはこれが足りていないからだとも気付きました。
イメージを掴む勉強法
実際にこの方法をするにはいくつか問題がありました。 話している人をジロジロ見ていては怪しいし、一番大変なのは、話している人の声が聞こえるところまで近づかなければなりません。 話している人を見れるような状況を実際の社会で作り出すことはかなり難しいです。 そこで、考えたのがドラマを見ることです! これまたなんとも単純な方法ですが、一番良いです。 ドラマなら音声がはっきり聞こえる上に、長時間、何度でも人目を気にせず話している人を見ることが可能です。 ここで一番大切なことは、できるだけ日常生活に近いドラマを見ることです! というのは、もし自分が学生であれば学園ものといったような自分の境遇に似ている主人公がいるドラマを見ることが望ましいと思います。 その方が、共感しやすい上に、頭にフレーズが残りやすく言っていることがわからなかったとしてもニュアンスで内容が掴みやすいからです。
オススメドラマ
日常生活に近いドラマと言われても何を見れば良いかわからない人のために、何個かオススメのドラマを紹介していきたいと思います。
フルハウス
これは、言わずと知れた名作で、だいぶ前にNHKでも放送されていたので知っている人は多いかと思います。 かなりの長編ドラマで24話のエピソードが8シーズンまで計192話あります。 192話と聞くとかなり果てしない道のりかのように思えますが、実際に見始めるとあっという間です。 英語もかなり実用的で、フルハウスに出てくる英語をマスターすれば海外で生活できるといっても過言ではありません! 大まかな内容は、早くに奥さんが他界してまったシングルファザーが男友達2人と協力して3人の子供たちを育てていくという話です。 注目すべきは、1話から出てくる"ミシェル"という赤ちゃんは、回を追うに連れて英語を話せるようになってき、最終的にはペラペラになります。 すぐに自分の英語レベルを超えられてしまい悲しかったですが、それでもミシェルに負けないように切磋琢磨できました。 ドラマ中では3人の子供たちに様々な問題が起きますが、それを3人の男たちが必死に解決する中で、恋愛、死、いじめ、差別、家族とは何かをアメリカ的視点で教えてくれます! 英語と人生の教訓を一緒に学ぶことができるという素晴らしいドラマです。
ビッグバンセオリー
これは個人的に一番好きなドラマです! シーズンによって多少エピソード数は上下しますが、大体24話が12シーズンで計279話です。 これは、フルハウスよりも格段に長いドラマになりますが、 長い→人気→面白い という方程式は成り立ちます。 大まかな内容は、内向的な"天才オタク物理学者"の2人が隣に引っ越してきた"ギャル"の影響を受け、段々社交的になっていくお話です。 天才と馬鹿という対照的な立場で、軽蔑していた双方も回を追うごとにお互いの長所を尊敬し、最高の関係性を築いていきます。 最終回には、大号泣間違いなしの展開を迎えます! フルハウスは初心者向けですが、ビッグバンセオリーは中〜上級者向けです。 理由は、同じ日常を描いた作品ではありますが、ビッグバンセオリーはアメリカの流行やジョーク、スラングなどの少し難しい用語などを多用するからです。 それでも、ベースになっているのは、"日常"なのでかなり実用的な英語と言えます。
ドラマ視聴のコツ
英語は、実際に使われている風景を何回も繰り返し見ることによってニュアンスで覚えていくものだと思っています。 文法や単語を覚えようとするのではなく、何度も反復して映像と音声の組み合わせを覚えます。 不思議なもので、最初は全く聞き取れなくても、我慢してずっと見ているとなんとなくわかるようになってきます。 この時に、最初から音声も字幕も英語で挑戦することを強くオススメします。 頑張って理解しようとするのではなく、流し見をするようにただひたすら毎日見続けるだけで十分です。 1ヶ月これを続けたら、絶対にニュアンスを掴めるようになります! 上記で紹介したドラマは実際に海外でもかなり人気作品で、 実際に私はどっちも全話2周見るくらい面白かったです。 そんな感じで面白いなと思えれば英語は習得したようなものです! そうなるためにも、最初はわからなくても我慢して見続けることが一番大事になってきます。
まとめ
実用的な英語の最善の勉強法は日常生活のドラマを見ることだと記述してきました。 実際に『留学に行く前にこれをしていれば』と後悔するほど良い勉強方法です。 なので、留学に行きたい人はもちろん、英語を少しでも勉強したいと思っている人は是非、試して見てください!! もちろん、ドラマは私が紹介したものでも、自分が面白そうだと思ったものでも結構です。 ポイントは流し見をすることです! 最初は英語を話している人のイメージをしっかりとつけましょう。 あとは、楽しむこと! 義務教育と違って英語は楽しんだもん勝ちです。 ドラマが理解できればもちろん楽しくなってくるので、それが長く継続できるキッカケになります。 英語は教科ではなく、趣味として捉えるようにしましょう! 極論、『初心者のための英語講座』も上記の2つのドラマを2周見ろと言えば完結ですが、それでは寂しいので、ドラマ中でよく使う日常表現を抜粋して解説などを2回目以降に行っていきたいと思うので乞うご期待! *ここから今後扱ってほしいテーマや留学に質問などを受け付けています!!